「最近、妻の態度が冷たくなった気がする」
そんな風に感じたことがある方もいるかもしれません。
会話が減って、目も合わせなくなって、どこかよそよそしい。
そんな日々が続くと、胸の中にモヤモヤが溜まってきますよね。
今回お話を伺ったのは、37歳の松本拓さん(仮名)。
共働きの夫婦生活の中で、奥様の態度の変化に気づき、探偵に浮気調査を依頼された方です。

「浮気とまでは言えないかもしれないけど、何か違う」と感じたその違和感がどう展開していったのか、詳しく語って頂きました。
妻の態度が冷たくなった瞬間の違和感
—— 奥様の様子に最初に違和感を感じたのは、いつごろだったんですか?
松本さん:半年くらい前ですね。なんか突然冷たくなったというか、会話のトーンが変わったんですよ。前は仕事帰りに「お疲れさま」って声かけてくれたのに、それがなくなったんです。ご飯食べながらもスマホ見てばっかりで、あんまり目を合わせてくれなくなりました。
—— 連絡の取り方にも変化がありましたか?
松本さん:ありましたね。LINEの返信が遅くなって、スタンプだけの返事とか増えました。前は「気をつけて帰ってきてね」とか言ってくれてたのに、最近は既読無視されることもあって。ああ、これはちょっとおかしいなって思い始めました。
信じたかった気持ちと探偵に依頼した経緯
—— 最初は浮気を疑ったわけではなかったんですよね?
松本さん:そうです。疑いたくなかったっていうのが正直な気持ちです。「仕事で疲れてるだけだろう」とか「今は忙しいだけかも」って自分に言い聞かせてました。でも、毎週のように飲み会があるって言い出したり、土曜日も出かけることが増えて「ん?」って感じになって。
—— 探偵に相談するのって勇気が要りますよね
松本さん:めちゃくちゃ悩みましたよ。でも、このまま何も知らずに過ごすのも辛いし、いっそハッキリさせたほうが楽かもしれないと思って。ネットで探偵事務所を調べて、相談だけなら無料って書いてあったから連絡してみたんです。
調査初日で見えた妻の行動パターン
—— 実際に調査が始まってからはどうでした?
松本さん:びっくりしましたね。初日の報告で、妻が同僚っぽい男と一緒にランチに行ってたって聞かされて。「仕事中にランチくらい普通じゃない?」と思ったけど、週2のペースで違う店に行って、しかも毎回1時間半以上話してるっていうのが判明して、ちょっと普通じゃないなと。
—— 平日の昼休みにそれだけ一緒に過ごすってのは、確かに気になりますね
松本さん:そうなんです。しかも食事のあとに二人でコンビニ寄ったりしてて、距離がやけに近い感じだったらしくて。その報告を読んだだけで胃がキュッとなりました。
写真に映る笑顔とボディタッチの距離感
—— 証拠写真を見たとき、どんな感情でしたか?
松本さん:うーん…正直、怒りよりもショックの方が大きかったです。写真には、二人がベンチで笑いながら話してる様子とか、歩きながら自然に肩を軽く叩いてる場面とかが写ってて。「ああ、これもう仕事の関係じゃないな」と感じました。
—— 雰囲気だけでも伝わるものってありますよね
松本さん:そうですね。表情が違うんですよ。俺といるときには見せたことないような顔で笑ってて、それが一番キツかったですね。
妻に浮気の証拠を見せたときのリアクション
—— 証拠を突きつけたのは、どんなタイミングでしたか?
松本さん:ちょうど週末に時間が取れたので、二人きりで話そうと決めてました。報告書を机に置いて「これ、見てほしい」と伝えたんです。最初は「何それ?」って言ってましたけど、ページを開いた瞬間に黙ってました。
—— その後、何か言ってきましたか?
松本さん:「一線は越えてない」って言ってましたね。「ただ仲が良かっただけ」とも。でもその言い方があまりにも苦しかったんで、逆に確信しました。「やましいことがないならこんな顔しないはずだろ」と思いましたし。
探偵調査を通じて見えた事実と夫の決断
—— 結局、どういう結論に至ったんですか?
松本さん:すぐに離婚という選択はしませんでした。しばらく別居することにして、お互い冷静に考える時間を取ることにしました。探偵に依頼したからこそ、感情に流されずに冷静に話せたのは大きかったです。
—— 証拠があることで、気持ちの整理もしやすかったんですね
松本さん:そうです。目に見える形で妻の行動を知れたから、自分の中で「これでいい」と思えたんだと思います。調査費用は20万円ちょっとでしたが、自分を守るためには必要な出費でした。
まとめ
—— 最後に、同じように悩んでる方へ伝えたいことはありますか?
松本さん:自分の勘って案外当たるんですよね。「なんかおかしいな」と思ったら、まずそれを否定しないことが大事だと思います。それに、探偵に頼むってそんなに大げさな話じゃないです。自分の心を守るために、冷静に行動するための手段のひとつですから。我慢して抱え込むより、動いてみる方がずっといいと思います。
—— ありがとうございました。
松本さんの話を通じて改めて感じたのは、「違和感を放置しないことの大切さ」です
疑うことは悪いことじゃありませんし、事実を知ることは、自分の人生を守る行動に繋がります。
「まさかうちの妻が」と思ってしまう気持ちもわかりますが、そのまま何もせずに過ごす日々の方が、よっぽどつらいものです。

勇気を出して一歩踏み出すことが、後悔のない選択へとつながっていくのだと思います。