今回インタビューに応じて下さったのは、中村理沙さん(仮名・現在32歳)です。
理沙さんが浮気調査を依頼されたのは2年前、当時30歳の頃でした。
きっかけは「夫の会話の中に、ある女性の名前が頻繁に登場するようになったこと」だったそうです。
スマホを見たとか、帰宅時間が遅くなったとか、そういうわかりやすい変化ではなく
むしろ“なんとなく気になる”程度の小さな違和感が、やがて確信へと変わっていきました📱
では実際にどんな流れで調査に至り、どのように気持ちと向き合ってきたのか。

リアルなお話をたっぷり聞かせて頂きました。
会話の8割に“あの人”がいる…これは偶然?
―理沙さん、最初に「ん?」と感じたのはどんなタイミングでしたか?
理沙さん:夫が仕事の話をするのはよくあるんですが、ある時からやたら「◯◯さんがさ〜」って話すようになって。
最初は「へえ、仲良いんだ」くらいだったんですけど、1週間に何回もその名前を聞いてたら、さすがに気になるようになってきたんですよね。
―話題の中に出てくる頻度が高かったんですね。
理沙さん:そうなんです。しかも、その女性のアドバイスを参考にしてたり、その人が褒めたスーツを買ったり、「◯◯さんってほんとしっかりしてる」とか…。
褒め方が妙に熱っぽいんですよ。最初はモヤっとするだけでしたけど、徐々に「なんかおかしいな」って思うようになってきましたね。
直接聞くのは怖いけど見過ごせない
―その時点で、夫に直接「気になる」って伝えたりはされましたか?
理沙さん:うーん…ちょっとだけ探りを入れたくらいですね。
「またその人の話?」って軽く言ってみたんですけど、「同僚の話をしただけで何?」ってムスッとされたんですよ。
その反応が逆に怪しくて😅
―わかります。普段なら流せるところで、変にムキになると余計に怪しい。
理沙さん:そうなんですよ。「疑うのやめてくれ」とか「考えすぎ」とか言われると、こっちが悪いみたいになるじゃないですか。
でも、直感って意外と当たるじゃないですか。私は“違和感を無視するほうが怖い”って思ったんですよね。
探偵への相談は「こんな理由で変です」で十分でした
―浮気調査を考え始めたのはその後ですか?
理沙さん:はい。でもいきなり探偵ってハードル高くて…。
何社かLINEで相談して、いちばん対応が丁寧なところに話を聞いてもらいました。
正直「証拠はないんですけど、ずっと同じ女性の名前が会話に出るのが不自然なんです」っていう、そんなぼんやりした内容からスタートでした。
―実際それでもOKだったんですか?
理沙さん:ぜんぜん大丈夫でした。「言葉の変化や行動のトーンは、初期段階の重要なシグナルになる」と言ってもらえてホッとしたのを覚えてます。
具体的には、会社の飲み会の日とか、帰宅が遅くなる日を重点的に調べてもらいました。
調査結果と、見たくなかったリアル
―調査結果は…やっぱり黒でしたか?
理沙さん:はい。帰宅途中にその女性と合流して、一緒にごはん食べてました。
駅ビルのレストランで、しかも毎週のように。それって“たまたま一緒に”じゃないじゃないですか。
「今日は残業」と言ってた日が、その女性と食事の日だったと知ったとき、やっぱりショックでしたね。
―その場で問い詰めた感じですか?
理沙さん:いえ、まず冷静になろうと思って。
証拠を見てすぐ怒るよりも、まず気持ちの整理が必要だったんですよね。
それで週末まで待って、家でゆっくり話す時間を作りました。
「やましい関係じゃない」と言い張る夫とのズレ
―ご主人の反応はどうだったんですか?
理沙さん:「誤解されるような関係じゃない」と言い張ってました。
「ただの同僚」「愚痴を聞いてもらってただけ」って。
でも、その言い訳に誠実さが感じられなかったんですよね。
証拠を出しても、「なんで調べたんだよ」とか責めてくるし。
―謝罪より先に怒るのはしんどいですよね…。
理沙さん:そうなんです。それに「言葉の関係性」ってやっぱり気持ちの表れだと思うんですよ。
毎日のように名前を出して、相手に影響されて、しかも私よりその人を優先してるような雰囲気があって…。
それはもう浮気に近いと思うんです。
調査してよかったと思えた理由
―最終的に、お二人の関係はどうなったんでしょうか?
理沙さん:今も結婚は続けてます。
ただ、夫にははっきり「一度でも距離を越えたら終わり」と伝えましたし、私も同じくらい強くなれた気がします。
前は疑っても何も言えなかったけど、今はちゃんと自分の不安を伝えられるようになりました。
―ご自身の感情を大事にできるようになったんですね。
理沙さん:はい。調査って浮気の証拠を取るためだけじゃなく、自分が納得するために使うものなんだなって実感しました。
白でも黒でも、モヤモヤから抜け出すきっかけにはなると思います。
私は「やっぱりおかしかったんだ」と知れてよかったです。
まとめ|名前を口にする頻度は気持ちのバロメーター
浮気の兆しは、スマホや行動だけじゃないんです。
会話の中に“違う誰か”が入り込んできた時点で、それはすでに心の距離が変わってきているサインかもしれません。
今回のインタビューで印象的だったのは、
理沙さんが「違和感を信じた勇気」と「証拠よりも納得を重視した判断」でした。
探偵に相談するハードルはたしかにありますが、自分の気持ちにウソをつかないための行動は、いつだって自分の味方になると感じました👣

誰かの名前を繰り返す日常の中に、ほんの小さな違和感があったら無視せず、まずは自分の感情と向き合ってみるのもひとつの方法かもしれませんね🌱